ニュース・トピックス
愛知製鋼 曲面や狭い場所にも貼れる薄さ0.3mmの高磁力磁石を開発
2026/09/03
(名古屋)愛知製鋼は、ネオジム系異方性ボンド磁石「マグファインR」の新製品として薄く柔軟な磁石シート「マグファイン Rシート」を開発し、サンプル販売を開始したと発表した。また、9月30日から幕張メッセで開催される「高機能マテリアル展」で、この製品のサンプルを展示する予定だ。
同製品は、マグファイン Rの高磁力を維持したまま、薄型でしなやかなシート形状を実現した磁石シート。同社はこれまでマグファインRを磁粉、射出成形磁石、圧縮成形磁石として展開してきたが、新たにシート形状をラインアップに加えることで、曲面や狭小空間への搭載が可能となった。センサ用磁気部品、薄型モータ・アクチュエータ、スピーカ・振動デバイスなどの高性能化や製品設計自由度向上への貢献が期待される。また、本製品は柔軟性を有するネオジム系ボンド磁石として世界トップクラスの磁気特性を有するが、重希土類のジスプロシウム(Dy)およびテルビウム(Tb)を使用していないため、資源調達リスクの低減や安定供給への貢献も期待される。
今後は、取引先によるサンプル評価を通じて用途開発を進め、新たな製品への採用につなげていく。
【製品概要:厚さ0.3~1.5mm、表面磁束密度0.15~0.30T(1500~3000G)、最大エネルギー積103~143kJ/m3(13~18MGOe)】

