トーワ・自工、日本製鉄製鋼板を活用した製品を展開

2026/06/16

(岡山)トラックボデーの製造と販売を手掛けるトーワ・自工(本社=岡山県岡山市、才谷和彦社長)はこのほど、販売強化の一環として日本製鉄製鋼板を活用した製品を本格的に展開している。


 同社は1967年の創業以来、耐摩耗鋼板HARDOXを使用。また、レーザー溶接による全周溶接などの独自技術を駆使し、他社にはない優れた安全性と耐久性を実現していることから、顧客からの評価が高い。さらには才谷社長の指揮のもと、新規顧客の獲得や以前の顧客の掘り起こしなどに注力した結果、顧客数を順調に伸ばしている。


 こうした中、販促活動にも力を入れており、昨年は「CSPI-EXPO2025第7回国際建設・測量展」に出展している。その際、来場した日本製鉄の関係者と意見交換を行い、鋼板の納期短縮などの協力を協議。同年9月には日本製鉄の担当者が同社を訪問し、才谷社長が製造への思いを伝えたことで、日本製鉄製鋼板の採用が決まった。

 現在は、香川県内の金属スクラップ事業者向けに日本製鉄製耐摩耗鋼板「ABREXR(アブレックス)」を使用した大型トラックボデーの製造を進めている。また、日本製鉄製鋼板を扱えるようになったことで、従来よりも納期を短縮できるようになり、この強みを生かした営業活動を展開した結果、受注件数が増加。これまで以上の受注を獲得するなど、大きな成果を上げている。


 今後について才谷社長は「お客さまのニーズが多様化する中、納期の遅れを懸念する声は依然として多い。こうした課題の解消につながる最適な提案を行うことで、他社との差別化を進めていきたい」と意欲を示している。

㊤ABREX®を用いたボデーの製造現場の様子
㊦耐摩耗鋼板ABREX®