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イチイ産業、茨木工場に油圧シャーを導入
2026/03/03
■作業負担を軽減し扱い量増加に注力
(大阪)金属スクラップディーラーのイチイ産業(本社=兵庫県伊丹市、藤岡寛大社長)はこのほど、作業負担の軽減のため、茨木工場(大阪府茨木市)に油圧シャーを導入した。今後はスクラップの扱い量の増加に一層注力していく考えだ。
今回導入したのはモリタ環境テック製1000型ハイブリッドニューギロ。同機は内部のサーボモータが油圧ポンプの動きを制御し、スクラップの投入時のみ油圧ポンプが駆動することで、従来品に比べ消費電力を抑えることができる。また、機械の周辺には近隣住民への騒音対策として防音壁を設置。土台にはゲルブ社製の防振装置を10カ所に取り付け、耐震性も強化した。さらに、ピット内は溜まったスクラップが詰まらないよう勾配を付けており、これによって炉前スクラップの迅速な搬出も対応可能となった。
これまで同工場は、仕入れたスクラップを本社工場へ搬送し、炉前スクラップに加工していた。しかし、限られた人員体制の中で、搬送に人員を割り当てることは作業効率の低下につながる恐れがあると感じていた。さらに同工場では、手作業による非鉄スクラップの解体・選別も行っており、ドライバーなどの確保が難しい状況にもあった。こうしたことから、人手不足などの課題を解決するため、油圧シャーの導入に踏み切った。
藤岡社長は「本社工場では一般顧客の持ち込みが多いことから、スクラップの荷下ろしに人手を要するため、両工場での作業負担を減らすことが課題だった。油圧シャーを導入したことで横持ちの搬送がなくなり、一人ひとりの負担は軽減できていると感じる。また、これまで受け入れが難しかった大型スクラップの処理も対応できるようになった。今後は茨木工場も含め、会社全体としてスクラップの扱い量の増加に注力していきたい」と話す。

