HARITA、資源循環技術・システム表彰で会長賞など受賞

2026/10/16

 ~廃家電由来100%リサイクルの銅合金製品を開発・普及~


(富山)総合リサイクル企業のHARITA(本社=富山県高岡市、張田真社長)は14日、高岡銅器の伝統着色技術を応用した製品の製造・販売などを手がけるモメンタムファクトリー・Orii(本社=富山県高岡市、折井宏司社長、以下Orii)との異業種連携の取り組みが、一般社団法人産業環境管理協会主催の令和8年度「資源循環技術・システム表彰(第52回)」で、「一般社団法人産業環境管理協会会長賞」と「コラボレーション賞(3R製品開発部門)」を受賞したと発表した。

 受賞テーマは「伝統産業とリサイクル技術の『新結合』による廃家電由来100%リサイクル銅合金アップサイクル製品の開発と普及」。エアコンなど使用済み家電から回収した銅合金スクラップをHARITAが選別して100%原料とし、Oriiが高岡銅器の鋳造・着色技術とデザインを掛け合わせ、コースターや箸置きなどの製品に仕上げている。

 HARITAは次世代型自動選別プラントを活用し、不純物を極限まで除去した高品位なリサイクル銅合金原料を安定的に供給。製造工程の品質管理に加え、脱炭素化に向けた検討も進めている。従来は低付加価値スクラップとして処理されることも多かった廃家電由来の金属を活用し、バージン材使用率0%を実現した。品質・安全性も評価され、箸置きは一般社団法人家電製品協会の創立50周年記念品に採用された。今後はカーボンフットプリント(CFP)の可視化などに向け、製造工程を紹介する動画の公開も準備している。

 張田社長は「リサイクル技術と高岡の伝統工芸が融合し、廃棄物を新たな価値へと変える挑戦が実を結んだ。『世界に循環を、あなたと幸せを。』の理念のもと、これからも共創を通じて持続可能な社会の実現に挑戦していきたい」とコメントしている。表彰式と3R先進事例発表会は21日、機械振興会館(東京都港区)で開かれ、同社の呉島卓実執行役員が登壇する予定。

廃家電由来100%リサイクル銅合金
を使用したコースター