山根商店、地元中学生を対象に初の職場体験を実施

2026/07/27

(大阪)金属スクラップディーラーの山根商店(本社=大阪府堺市、山根卓也社長)は6月25日~26日の2日間、堺市立三国丘中学校の2年生7名を対象に職場体験を実施した。今回の取り組みは、2025年度版の中学生向け地域密着型キャリア教育副読本「お仕事ブック」に掲載された同社に興味を持った生徒が集まったもので、同社が職場体験を受け入れるのは今回が初めての試みとなる。


 2日間のプログラムは「山根商店の従業員として」をコンセプトに、実務と同様の内容で進められた。初日はまずビジネスマナー研修を行い、スライドや同社のSNSの動画を交えて会社概要や事業内容を説明。その後、工場内へ場所を移し、元素周期表や分析器を用いて非鉄金属の基礎知識について説明した。生徒らは配布されたマグネット型の磁石棒を用いて金属の選別作業を体験したほか、高圧洗浄機の操作、午後には大型トラックや油圧ショベルの試乗・操縦体験に挑戦した。2日目の午前中は、工場内の清掃活動や使用済み自動車のプレス工程を見学。午後からは、同社の福利厚生施設であるトレーニングジムで汗を流し、最後は2グループに分かれてプレゼンテーションを実施した。生徒らは「もしも私が山根商店の社員だったらやりたいこと」「私が見つけた鉄とリサイクルの魅力」の2つのテーマをもとに活発な議論が行った。

 全日程を終え、参加した生徒からは「初めは鉄をゴミだと思っていたが、2日間の勉強を通じて重要な資源であることや、日頃からの分別の重要性が分かった」「工場の人は怖いイメージがあったが、皆さん優しく丁寧に教えてくれて嬉しかった」などの感想が聞かれた。また、山根社長は「最初は生徒たちに緊張の面持ちが見られたが、実際に金属スクラップに触れ、重機操作などを生き生きと体験する姿を見て、開催して本当に良かったと感じている。今後も次世代を担う子どもたちにリサイクルの大切さを伝え、地域社会に貢献していきたい」と話す。