SRR林氏がスロバキアの鉄源需給について新リポートを発表

2026/03/16

 鉄リサイクルに関する調査研究を行う鉄リサイクリング・リサーチ(本社=茨城県北相馬郡、林誠一社長)は2日、「スロバキアの鉄源需給・現状と展望 ーEUの自動車工場としてー 」と題した最新リポートを発表した。リポートはこれで通算109件目。同社のHP(http://srr-scrap.com/)にも掲載中だ。


 リポートでは、最初にスロバキアの歴史や政治、経済、産業などについて触れ、鉄鋼業の変遷についても説明。スロバキアの粗鋼生産量は2024年が387万㌧、2025 年の速報が370万㌧、過去最高は2006年の509万㌧。2006年、2017年、2021年と3回のピークがあるものの、350~500万㌧の範囲で推移している。製鋼法は高炉が主体で、2024年は高炉法が90%、電炉法が20%だった。電炉鋼の生産量は近年は30~40万㌧で推移している。主要メーカーのU. S. Steel Košice, s.r.o.(USスチール・コシツェ)は、幅広い鋼板製品を生産。電炉のZeleziarne Podbrezová(ŽP)(ゼレジアルネ・ポドブレゾヴァ、通称 ZelPo / ŽP) は主にシームレス鋼管、溶接鋼管を製造している。


 2024年の鉄スクラップ消費は112万㌧と推定。うち市中発生は55万㌧、輸入は18万㌧、リターン屑38.7万㌧と推定。今後の電炉化についても考察している。