ニュース・トピックス
東京製鉄『ほぼゼロ海上コンテナ』完成
2026/02/03
~CO2従来比約90%削減~
東京製鉄が製造販売する低CO2鋼材『ほぼゼロ』を使用鋼材の95%に用いた20フィート海上コンテナ6基が完成した。同社によると、従来のコンテナと比べて製造時のCO2排出量を約90%削減することに成功しており「世界でも類を見ないもの」という。今回完成した『ほぼゼロ海上コンテナ』は、2026年2月から東京製鉄田原工場で副原料を運ぶ輸送用コンテナとして活用される予定だ。
『ほぼゼロ海上コンテナ』は、国際規格CSC(International Convention for Safe Containers,1972)の型式承認を取得しており、海上輸送をはじめとする国際輸送で使用することができる。設計段階から船級協会と協議を重ね、必要な設計審査と強度試験をすべてクリアしている。
コンテナ1基あたりには合計4,030kgの鋼材が使われており、そのうち接合部材や塗料などの特殊部品を除く3,830kg(95%)に「ほぼゼロ」を使用している。
■海運におけるGHG排出も削減へ
コンテナ開発の背景には、国際海事機関(IMO)が2050年までに国際海運のGHG排出を実質ゼロにするという目標を掲げていることがある。これまでは船舶の燃料効率化に注目が集まってきたが、東京製鉄は『ほぼゼロ鋼材』を用いてコンテナ自体の製造段階から環境負荷を減らすことで、サプライチェーン全体での脱炭素化を目指していく方針だ。
東京製鉄の試算によると、世界で製造される年間300万基を超えるコンテナのすべてを『ほぼゼロコンテナ』に切り替えることができれば、年間約1083万㌧のCO2を削減することができるという。

