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不二商事 作業効率化のため移動式重機を導入
2025/12/25
(名古屋)不二商事(名古屋市中川区、岡田健司社長)は23日、名港ヤードにボルボ製のEW60E ホイール式油圧ショベルを導入した。このボルボ製重機は、同社が名古屋市内で初の導入事例となる。
同社は鉄、非鉄スクラップの扱いを拡大しており、その扱い量は月間8,000㌧に迫る。近年は限られた人員での作業効率化が課題となっており、特に本社ヤード構内で発生する残土やダストの処理、名港ヤードのナゲットさばき処理に時間と人員がとられることの解決策として導入を決めた。今回導入した重機の最大の特長は、キャブから降りずにバケットからグラップルなどアタッチメントを脱着できるチルトローテータ機能があることだ。従来複数名で30分かかっていた作業を、1名が数分間で完結でき、安全性も向上する。また、ホイール式であるため機動性が高く、ナンバーを取得して公道の走行が可能だ。これによりヤード間・現場間を自走できるため、輸送コストの削減につながる。同社は今後も積極的な設備投資による取扱量拡大を目指していく。

