大同特殊鋼 ロボットの小型化に貢献する赤外点光源LEDを開発

2025/12/03

(名古屋)大同特殊鋼は、超微小発光窓径φ35μmかつ125℃の高温環境下での動作に対応する赤外点光源LED「MED8P76A」を開発した。12月からサンプルの受注受付を開始する。同製品を用いることで、ロボットの小型化で課題となる光学式エンコーダーの高分解能化と高温動作対応を実現し、機器全体の小型化に貢献する。


 同赤外点光源は、構造の工夫で発光窓周囲の局所的な電流集中を分散させ、LEDの光量劣化リスクを低減することで、125℃の高温環境下で1,000時間の安定駆動を実現する。また、既存製品に比べ発光が微小かつ光外周部のエッジがシャープになっている。


 用途として、最終アプリケーションは産業用ロボット、協働ロボット、工作機械、半導体製造装置など、LEDアプリケーションはサーボモーター用光学式エンコーダー、光電センサーなどが挙げられている。