伊藤商店・向日工場にコスプレイヤーが集結 ~撮影イベント開催、SNSで発信~

2025/11/20

(京都)金属リサイクルを幅広く展開する伊藤商店(本社=京都市南区吉祥院、伊藤博永社長)の向日工場(京都府向日市)で11月15日、コスプレ撮影イベントが開催された。同工場営業終了後の18時頃からスタート。工場内をライトアップして、幻想的な空間を演出。参加者(コスプレイヤー)はそれぞれの世界観を表現した衣装に身を包んで撮影に臨んでいた。


 実施のきっかけはコスプレ撮影イベントを企画する京都下鴨茶論(京都市東山区、林忍代表)からの依頼。同社の本業であるリフォーム会社は伊藤商店の顧客でもある。「この工場で撮影したら映えると確信していた(林代表)」。京都下鴨茶論がSNSのX(旧Twitter)で参加告知の会場チラ見せをすると、約3.7万回も表示され、問い合わせも多く反響が大きかったという。

 林代表によると、コスプレ撮影の参加者は約9割以上が女性という。今回はソーシャルゲームやアニメのキャラに扮したコスプレイヤーがそれぞれの姿で撮影に臨んでいた。当日参加したコスプレイヤーは「Xでの会場チラ見せで、ロケーションに合ったキャラや衣装を選んだ。この場所での撮影はテンションが上がる」と興奮気味に話す。

 日本のアニメは海外でも非常に人気があり、アニメなどのコスプレでSNS発信することにより国内外で認知が高まる可能性がある。スクラップ輸出も手掛ける伊藤商店としても国内だけでなく海外での認知向上は、新規顧客開拓や採用などの面でメリットが大きい。伊藤真悟専務は「スクラップ業と関わりの無い方や業界を知らないような若い方が、当社の工場で撮影した写真を発信し、国内外で注目や認知をされることで、当社の事業やリサイクル業界の認知向上になれば幸い。今後も継続を検討していきたい」と話す。

 なお、Xで#(ハッシュタグ)を付けて、#金属リサイクル伊藤商店、#鴨コスでポストしている。

撮影の様子