富士車輌、滋賀大学と連携協定を締結

2025/11/18

 TREグループで環境機器・プラント関連事業等を手掛ける富士車輌(滋賀県守山市、鳥居周社長)は17日、滋賀県庁で記者会見を開催し、滋賀大学(滋賀県彦根市、竹村彰通学長)と「連携および協力に関する協定」を締結したと発表した。

 同社が保有する膨大な情報資産を、滋賀大学の先進的なデータサイエンス技術と知見を活用して整理・再構築し、分析結果をもとに改善活動につなげていく。また情報技術を活用した人材育成の基盤づくりとして、生産計画と受注実績をデータとして算出し、滋賀大学との学術指導を交えながら、生産効率の向上や次世代の技術者育成に貢献していく方針だ。


 同社は2025年に創業100周年を迎え、次の100年に向けた技術革新とサービス向上、データサイエンス分野の人材育成を目指している。また滋賀大学においても県内企業との協働を通じた地域連携の強化に注力しており、地元への貢献や学生の職業選択活動の活性化につながる重要な取り組みと位置付ける。今後はインターンシップや共同研究、地域課題の解決に向けた協働など、包括的な連携を展開し、滋賀地域の経済発展と活性化に貢献していく考えだ。


 鳥居社長は「これからも滋賀大学と共に学び、社員とともに成長し、社会に信用される企業として、次の100年を切り拓いていきたい」とコメントしている。

協定締結式に出席した鳥居周社長(右)と竹村彰通学長(左)