スターライト工業、緑十字展に熱中症対策用ヘルメットを出展

2025/10/17

(大阪)合成樹脂の研究やプラスチック製品の開発を手掛けるスターライト工業(本社=大阪市旭区、西郷隆志社長)はインテックス大阪で開催された「緑十字展2025 in大阪・近畿」に、独自開発したヘルメットを出展した。同社では1936年の創業より、フェノール樹脂やフッ素樹脂などの合成樹脂に関する研究とともに、ヘルメットや災害用トイレなど社会インフラを支える製品の開発に取り組んでいる。


 今回出展した遮熱ヘルメットは、頭部の素材にPC樹脂を採用したことで遮熱効果を向上させ、頭部の温度は同社の従来品と比較しマイナス9度を実現した。また、内部には衝撃を吸収する樹脂製ライナーを使用しているため、熱が籠もりにくく、暑い時期でも快適に作業できる。さらにライトやゴーグルがずれないよう、バンドグリップも取り付けられている。

 また遮熱ヘルメットの他にも、環境にやさしいバイオマスプラヘルメットを出展。植物などの再生可能な有機資源を原料としており、業界では初めてバイオマスプラ(BP)マークを取得したヘルメットとなる。こちらにも樹脂製ライナーを使用しており、従来品より頭部温度が6度下がり、高い快適性を備えている。カラーも女性に人気の淡いブルーやピンクなど豊富に取りそろえており、女性雇用促進に取り組んでいる企業に最適だ。製品に関するお問い合わせは暑熱・安全対策営業グループ(06-6951-0251)まで。