大阪故鉄諸福営業所「てつ・くず・しごとMUSEUM」をオープン

2025/10/02

(大阪)大阪故鉄(本社=大阪市住之江区、矢追大祐社長)の諸福営業所・工場(大阪府大東市)は10月2日に、鉄リサイクルの仕組みや同社の歴史がわかるミュージアム「てつ・くず・しごとMUSEUM」をオープンする。ミュージアムは【地域住民や子どもに向けた学びの場】をコンセプトに、鉄リサイクルについて分かりやすく紹介する施設となっている。今後は近隣の小学生を対象とした工場見学などを実施し、業界の認知度向上に努めていく考えだ。


 同営業所ではここ数年の社員の増加と同時に、事務所内での1人1人の作業スペースが手狭になっていた。これまで女性用トイレや休憩所の設置など、従業員が働きやすい職場環境を整えてきたが、今回は社員らの発案により、事務所内のリニューアルを決定。社員が理想とする事務所内のアイデアを出し合いながら、コンパクトな机の導入など動線の確保につなげたほか、会議室を新たに設け、社員視点に寄り添ったリニューアルを今夏に終えている。それ以外に同営業所では昨年4月に地域への感謝と交流を図るための取り組みとして、近隣の子どもたちや住民が自由に参加できるイベントを開催してきたように、今回の事務所リニューアルにあたっても地域貢献を果たしていきたいとの想いを込めて、鉄リサイクルの仕組みや同社の歴史がわかるミュージアム「てつ・くず・しごとMUSEUM」を新設した。

 このミュージアムは、鉄リサイクルの仕組みをクイズ形式で分かりやすく伝えるコーナーや、創業80周年を迎える同社の歴史を振り返る展示スペースを設置。さらにインテリアやテーブルの基礎部分には金属スクラップを用いており、鉄リサイクルを視覚的にも表現している。ミュージアムについて同社は「地域住民や子どもたちに、鉄スクラップやそれを支える仕事について知ってもらい、日本の未来や環境問題を考えるきっかけになればと思う」とコメントしている。工場見学の詳細などに関する問い合わせ先は072-874-9861まで。

ミュージアム内の様子