金光商店、ガス切り業務好調 新規顧客や問い合わせが増加

2025/09/22

 金属スクラップのリサイクル事業を展開する金光商店(本社=大阪府羽曳野市、金光昌宏社長)はこのほど、大型金物や厚物の金属スクラップ、大型機械などのガス切り材を加工するガス切り業務が好調で、現在も新規顧客の獲得や問い合わせ件数が増加傾向にある。


 同社では同業他社との差別化を図るため、加工に時間と費用を要するガス切り材の受け入れに着目。従来のA型切断器のほか、大型の物でも短時間で効率よく切断できるようにガス切断専用機器のG型切断器を導入し、万全な受け入れ体制を整えている。


 またヤードの出入り口の広さを活用し、ヤードにガス切断専用の大型作業スペースを設けることで、大型車両やクレーン車の出入り、荷下ろしが容易に行えるようにしている。


 こうしたことから、同社はこれらの強みを積極的に周知させ、大阪府内でも話題となり、ガス切り材の仕入れ数量が一気に増加。さらにはこれまでなかった県外や同業他社からの案件の相談が増え、その結果として新規顧客の獲得につながるなど、大きな反響を呼んでいるという。


 今後について金光社長は「当社を知るまでは、大阪南部から他府県にガス切り材を持ち込んでいたお客さまもいた。それほどまでに、ガス切り材を加工できる会社が少なく、ガス切り材を加工できることは強みになると改めて実感できた。引き続き、ガス切り業務に注力し、皆さまから必要とされる会社として存在感を示していきたい」と力を込める。

  G型切断機はどんな物でも切断