豊通ソーテック 工場竣工でアルミ水平リサイクル拡大

2025/08/04

 豊田通商グループの豊通ソーテック(本社=兵庫県赤穂市、田形拓郎社長)はこのほど、アルミサッシの水平リサイクル拡大を目的に建設していた工場が竣工したと発表した。8月から本格稼働に入り、高品質なリサイクルアルミ原料の供給を通してサーキュラーエコノミーと脱炭素社会の実現に貢献する方針だ。


 同工場の敷地面積は約1万9000平方㍍。市中から集荷したアルミサッシスクラップを原料に、破砕・選別工程でビスなどの鉄や非鉄金属、木くずやプラスチックなどの異物を除去。リサイクルアルミ原料に加工し、親会社の豊通マテリアルを通じてサッシメーカーへ供給する。リサイクル原料の活用でアルミ新地金の精錬に必要な電気使用量を削減し、CO2発生の低減にもつなげていく。

7月24日に開催した竣工式