タカミ、用地拡張で事業強化

2025/07/31

~約130坪の隣接地を新規取得~

(三重)鉄・非鉄スクラップをはじめ廃プラや古紙なども取り扱う総合リサイクル企業のタカミ(本社=三重県伊賀市、髙見尚吾社長)はこのほど、本社工場南側の隣接地を取得した。この用地拡張により、さらなる事業効率の向上や新規事業の展開を図る方針だ。


 新規取得した用地は約450㎡(約130坪)。本社工場から道路を隔てた南側の場所で、駐車場やストックヤードとして使用している土地に隣接している。シャッター付き倉庫も備わっており、今後は製缶作成工場や事務所などの活用を想定している。また新用地は既存の土地よりやや高い位置にあるため、倉庫へのアクセス確保を目的としたスロープの造成工事を行なった。同社はヤードの総敷地面積は約40,000㎡(約1万2000坪)を誇り、今回の用地取得が更なる事業強化につながると見込まれる。髙見社長は「自社で製缶専門部門が立ち上がったので、外販も含めた関連事業の拡大を進めたい」と抱負を述べた。


 同社は1940年(昭和15年)4月創業。2003年にISO14001を認証取得。主な設備は1250㌧ハイブリッドニューギロ、PAL型プレス機、リフマグ付き7.5㌧天井走行クレーン1基、60㌧トラックスケール、24㌧および13.5㌧フォークリフトなど多数保有。貝塚港(大阪府貝塚市)にも拠点を構え、3,000㌧級の船舶が着岸可能な岸壁から、国内外の需要家へフレキシブルに入出荷の対応ができる体制を構築している。

新規用地へのアクセスにスロープを造成