ニュース・トピックス
カイテン(秋田)、日本カーシェアリング協会とパートナーシップ協定締結
2025/07/11
(秋田)自動車リサイクルを手掛けるカイテン(本社=秋田県秋田市、畠山敏美社長)はこのほど、日本カーシェアリング協会(宮城県石巻市、吉澤武彦代表理事)と「使用済自動車の寄付および回収促進に関するパートナーシップ協定」を締結した。
協定には、リサイクル寄付の促進に向け連携することなどが掲げられている。リサイクル寄付は、カイテンが車を修理して協会に譲り渡したり、中古車や部品の査定額を活動資金として寄付する仕組み。所有者負担はなく、動かなくなった車両や車検切れの車両など車種や状態を問わずどの車両でも寄付の対象となる。
同協会は、2011年に東日本大震災を機に設立。2022年以降、毎年秋田県内で災害で車を失った人々に対して車の無償貸出支援を行っている。カイテンと同協会は、2023年8月から秋田県内の寄付車両の引き取りを通じて協力関係にあり、リサイクル寄付を進めるため協定を結んだ。協定は全国で8社目で、秋田県内では初となる。
協定の締結について畠山社長は「依頼された車両を適切に回収し再資源化する。会社一丸となって取り組んでいきたい」と意気込みを語った。日本カーシェアリング協会の石渡部長は「県内の多くの方に廃車前の車を寄付するという社会に貢献する選択肢を知ってもらいたい。寄付が広まることを期待している」と話した。また、カイテンから協会に支援活動用として軽自動車が1台寄付された。
