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平林金属、鳥取県境港市に新工場を建設 26年3月竣工予定
2025/07/10
(岡山)総合リサイクルディーラーの平林金属(本社=岡山県岡山市、平林実社長)はこのほど、鳥取県境港市の自社所有地に新工場「平林金属 境港工場(仮称)」を建設することを公表した。同工場は、2050年のカーボンニュートラルの実現に向け、鉄鋼メーカーなどによる鉄鋼原料の需要拡大に対応するため、機械加工が困難な産業機械などの大型鋼材を中心に扱うガス溶断専用工場として整備していく。またリサイクル業界は、ガス溶断の技術者不足が深刻化しているため、同工場ではガス溶断の技術者の確保・育成にも取り組んでいく考えだ。工期は9月から着工し、26年3月に竣工を予定している。
同工場の所在地は鳥取県境港市昭和町(昭和町工業団地内)。敷地面積は16,626平方メートル。延床面積は753.9平方メートル。ガス溶断加工スペースは、鳥取県米子市に展開する山陰工場のガス溶断加工スペースの約1.5倍(500平方メートル)となり、雨風や日差しを避けるための職場環境の整備や改善にも注力していく。
同社は今後、同工場の近くに位置するリサイクルポートに指定されている境港の立地を生かし、山陰地区のほか、全国各地から大型鋼材などを集荷・加工し、鉄鋼原料の国内循環に一層貢献していく方針を示している。
