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光洋産業、大型トレーラを導入 セミトレーラボデーはトーワ・自工が製作
2025/06/13
金属スクラップディーラーの光洋産業(本社=香川県坂出市、香月一郎社長)はこのほど、大型トレーラを導入した。今後は大口のスクラップの引き取りなどに活用し、スクラップ輸送の最適化を進めていく考えだ。
今回、導入したのはUDトラックス製大型トレーラ。セミトレーラボデーはトーワ・自工(本社=岡山県岡山市、森秀暢社長)が製作した。鋼材はHARDOX(耐摩耗鋼板)を採用しており、さらにレーザー溶接機による全周溶接などのトーワ・自工の独自技術を施すことで、ボデーの軽量化と優れた耐久性を実現。そのため最大積載数量は26,300キログラムとなり、一般的に普及している車両と比べ、より多くのスクラップを積むことが可能だ。
光洋産業は車両を約30台保有しており、急なスクラップの引き取りなどにも柔軟に対応できる万全な体制を整えている。今回、同社にとって初めてとなる大型トレーラの導入は、大口のスクラップの引き取りや巡回型営業によるスクラップの回収の効率化を目的としたもので、香月社長は「運賃コストが上がり、また運送会社も人材不足によって廃業に追い込まれている。こうした中、顧客ニーズに応えていくためにも、運搬業務の最適化が必然と考え、大型トレーラの導入を決めた。トーワ・自工の製品は『HARDOX IN MY BODY』に認定されている。従来よりも耐久性を強化させることで、さまざまなスクラップの運搬に対応できるはずだ。引き続き、作業効率の向上に取り組んでいきたい」と話す。
