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　サイクラーズが手掛けるリメイク家具ブランド「enloop」（エンループ）は6月2日から5日間、東京都港区で展示イベント「Room enloop – mixture -」を開催した。廃棄予定だった大理石や木材、家具のパーツなど様々な素材を組み合わせた家具を展示販売。最終日には廃材を利用したリメイク製作体験のワークショップも開き、ブランドのコンセプトを具現化した。

　今回の展示会では新たな取り組みとして、廃材を使用した「セミオーダースツール」を展示販売。パートナー協定を結ぶエフラボ（石川県七尾市）との共同企画で、椅子の修繕・製作過程で発生した脚部パーツや生地、ウレタンを使用した製品を、色やサイズを選べる形で受注販売した。

　最終日のワークショップでは、コロナ禍で仕切り板に使われたアクリルや家具再生現場からの端材などを利用したリメイク製作体験を提供。環境保全に関心を寄せる若い世代らが多数参加した。

　「enloop」は美大出身のデザイナー3名で運営する。リーダーの三谷薫子さんは「企業様からの依頼案件も増え、環境貢献の取り組みを広げたい」と展望を話す。