ダイハチ、「こども応援プロジェクト事業所」に認定 支援活動に注力

2025/05/12

(兵庫)金属スクラップディーラーのダイハチ(本社=神戸市東灘区、武本京子社長)はこのほど、こまいぬグループを運営する全国厚生事業推進委員会(代表理事=木原毅田中輸送社長)こども応援プロジェクト事業部から「こども応援プロジェクト事業所」の認定を受けた。同社は今後、認定を契機に子どもへの支援活動に注力していく方針だ。


 こまいぬグループは神戸市に拠点を置き、「人にしか作れないものをつなぎ、人にしか作れない最高の笑顔の果てなき追求」を理念に飲食や引っ越し事業などを展開している。その中のこども応援プロジェクト事業部は、サポーター企業から寄付金や物資などを募り、生活苦やヤングケアラーなどの家庭環境にある子どものために活用するなどの支援活動を行っている。また、子どもに無償で食事や交流の場を提供する「こまいぬこども食堂」や社会で生き抜く力を学び自立を支援する「こまいぬ教室」の運営、就労継続支援事業も展開し、社会貢献に尽力している。活動に賛同するサポーター企業も募集しており、入会すると「こども応援プロジェクト事業所」の認定を受けることができる。

 同社は金属リサイクル事業のほか、海外視察団の見学や地元中学生の職場体験を実施するなど、金属リサイクル業界の認知と地位向上にも取り組んでいる。今回、武本社長が木原理事と会う機会があり、会話の中で子どもの貧困問題やヤングケアラーの現状を聞き、同グループの活動に感銘を受け、サポーター企業として入会を決めた。

 同社は7月26日と27日に神戸ハーバーランドで開催される「Kobe Love Portみなとまつり」、10月18日と19日に同場所で開催されるイベントに参加し、同グループの活動の一環としてリサイクルをテーマに催し物を実施する予定だ。武本社長は「皆さまが楽しめるようなイベントを企画している。今後もリサイクルを通じて子どもたちの育成に貢献したい」と話す。

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