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（大阪）機械メーカーのクボタ（本社＝大阪府大阪市浪速区、北尾裕一社長）はこのほど、枚方製造所内（大阪府枚方市中宮大地1-1-1）に完全屋内型の破砕機のテストプラントを建設した。

　今回、久宝寺事業センターの破砕機の製造ラインが枚方製造所内に移転したことを契機に同プラントを建設。天候に左右されずに破砕テストが実施できるよう完全屋内型にリニューアルした。設備にはテスト用破砕機を5基備え、さまざまな用途や素材に合わせて対応できる体制を整えている。
　このほかでは、破砕機の上部にカメラを設置。破砕している様子を撮影し、破砕の状況や稼働に掛かる負荷電流値をタブレットやモニターを通して確認することができる。さらには利用者の待機時間を短縮するため、テスト素材の投入装置を導入し、安全かつ迅速な破砕テストを可能としている。

　破砕テストの速報は、実施日の当日に出すことができる。訪問できなかった利用者については簡易的な報告書のほか、後日、正式な報告書と共にカメラで記録した動画なども提供できる。

　同プラントについて焼却リサイクル営業部営業第一課長の本山佑氏は「新しく建てた破砕機のテストプラントは、お客さまの目線に立った『快適・迅速・正確』を強みとしている。ぜひ、ご利用いただき、皆さまの課題解決に貢献したい」と話す。

【詳細はメタル・リサイクル・マンスリー5月号に掲載】