三和金属、子ども向けの金融教育塾を開校 4月に運営開始

2025/01/10

(大阪)金属スクラップディーラーの三和金属(本社=大阪府東大阪市、三重慶三社長)はこのほど、運営する個別指導塾の教室内に、子ども向けの金融教育塾「JMSOこどもあきんど塾」を開校すると公表した。1月19日に子どもや保護者を集めてプレオープンし、4月1日から本格的に運営を開始させる予定だ。

 同社は、個別指導塾スクールIEを全国展開しているやる気スイッチグループとフランチャイズ契約を結び、教育業界に参入している。2022年8月に寝屋川公園駅前校(大阪府寝屋川市)、2023年9月に枚方公園駅前校(大阪府枚方市)を開校し、昨年は2校合わせて生徒数が約100人に到達している。

 開校を公表した同塾では、日本ものづくり支援機構(JMSO)が監修のもと、小学校高学年を対象に金融教育を行っていく。カリキュラムは同機構のアドバイザーと三重社長が中心となって作成する。授業は子どもらが経営者や金融機関となり、店舗の運営や商品の開発・販売のほか、資金調達のための融資や投資などのシミュレーションを行っていく予定だ。

 開校について三重社長は「店舗と銀行を通じ、実践的なコミュニケーションを取ることで、子どもらの金銭感覚を養っていければと考えている。また子どもらが考えた商品が面白いとなった場合、JMSOの支援のもとで商品化も視野に入れている。実際に商品化されることでシミュレーション以上の体験が期待できるはずだ」と話している。