環境省と経産省、太陽光パネルリサイクル制度で意見募集開始

2024/12/20

 環境省と経済産業省は18日、太陽光発電設備のリサイクル制度のあり方について検討する合同会議(計8回)の報告書案をまとめ、一般からの意見募集(パブリックコメント)を開始した。期限は2025年1月16日まで。使用済み太陽光パネルについて、リサイクル推進のための措置や費用、情報管理のあり方などを盛り込み、制度構築の具体的な検討を進める。

 「太陽光発電設備のリサイクル制度のあり方について(案)」には、2030年代後半以降に予測される使用済み太陽光パネルの排出量の顕著な増加に備え、制度的・予算的対応により全国各地で適正に再資源化できる体制を構築する必要性を明記。ガラスの高度なリサイクル、プラスチックやシリコンのマテリアルリサイクルおよびケミカルリサイクルといった再資源化の水準や方向性を示し、動静脈連携による太陽光パネル由来の再生材市場を構築することが重要としている。