クリーンエコロジー


ギロチンダスト選別機の導入広がる
 各種スクラップや廃棄物用の加工処理機械メーカー、 クリーンエコロジー (本社=千葉県千葉市、 長内真一社長) が製造販売する選別・分別機の導入が鉄リサイクル事業者間で広がっている。 主力製品の多目的選別機 「ウェイブスクリーン CE―200JJ」 は、 スクラップの切断処理時に発生するギロチンダストから鉄や非鉄などの有価物を回収する工程で使用されている。 発売以来、 業界内での導入実績は150台を上回る。
 

フルイ型選別機「ウェイブスクリーンCE―200JJ」
 
『ウェイブスクリーン』 は重機による直接投入が可能
  『ウェイブスクリーンCE―200JJ』 は重機による直接投入 (0・25u以下) が可能なフルイ型の多目的選別機だ。 本体の仕様は全長3・15b、 幅1・63b、 高さ1・45bと省スペース設計になっており、 都市型ヤードなど作業スペースが限られる場合でも導入しやすい。
 重量は1400`c。 設置には特別な基礎工事を必要としない。 電源があれば単体で稼動するなど、 導入が容易なことも同機が支持される理由のひとつだ。 機械そのものがシンプルな設計となっているため、 メンテナンス性や耐久性にも優れている。
 稼動スタイルとしては、 単体で使用するほか、 手選別ラインの前処理や他選別機器と連動し選別プラントの一部として使用するなど、 使い方は多岐にわたる。 設置前には無料のデモンストレーションを行っている。
 同社は今後も鉄をはじめとする金属リサイクル事業向けのサービス拡大を進める方針だ。 長内社長は 「金属リサイクルを行う上で選別作業は不可欠な工程。 業界のニーズに合わせた機械の製造開発を続け、 世の中に役立てる機械を提供していきたい」 と話す。
 
ダスト選別で収益源確保
処理費用の低減効果も
 クリーンエコロジーは昭和63年の会社設立以来、 フルイ式選別機をはじめ、 風力式や磁力式など選別作業に特化した機械を提供している。
 このうちウェイブスクリーンシリーズは金属リサイクル事業において、 ギロチンダストの選別工程で使用される場合が多い。
 もともとギロチンダストの選別は、 適正処理におけるコンプライアンスの観点から大手事業者などで取り組む動きが広がった。
 ダスト内には鉄や非鉄スクラップが混入している。 このため選別により有価物を回収することは新たな収益源の確保につながるほか、 ダストの発生量や処理費用を低減することにも直結する。
 スクラップ相場の下落や取扱量の減少に直面する金属リサイクル事業者にとって収益確保は喫緊の課題だ。 こうした背景から事業者でギロチンダストの取り扱いを見直す動きが広がっている。
 

 
 
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